施設に適した機種探しの糸口をつかんだ私でしたが、導入を実現するには、もう一つ大きなハードルがありました。それは、業務用生ゴミ処理機の導入には、1000,000円以上の費用がかかることです。しかし、現場の窮状を知る身としては、何とかしたい気持ちがあります。
そこで、私は事業ゴミの処理が有料化されたことにより、月々の生ゴミ処理にある程度のコストがかかっていることに目をつけました。確かに導入費用は大きいですが、長期的なゴミ処理コストの削減によってそれを補填できるなら、会社を説得できると考えたのです。
問題の施設には、その時点で100名近くの園児が通っており、生ゴミの排出量は1日に20kg弱といったところでした。そして、お願いしていた事業者ゴミの回収サービス料金は1kg=25円でしたので、月ごとの生ゴミ処理にかかっていたコストは、
25円×20kg×20日(一月の開園日数)=10,000円
1年に換算すると120,000円の出費がかかっていたことになります。
一方、導入する生ゴミ処理機の月の運用費を5000円程度(これは事前に各メーカー様に問い合わせておきました)と見積もると、年間のゴミ処理費用は半額の60,000円に抑えられます。 そこで、私は10年で600,000円のゴミ処理コストを削減でき、さらに労力的な負担、近隣からの苦情、衛生面の問題のすべてを解決できることで説得を試みることにしました。初期投資が大きくても、これだけのメリットがあれば十分に導入価値があると考えたのです。このプランで申請してみようと、私の心は決まりました。
早速、費用のデータと、現状の生ゴミ問題についての問題を盛り込んだ報告書を提出しました。正直、不安もありましたが、会社側の危機意識も高かったらしく反応は良好で、実験的に導入するのだから長くしっかりと使えるものを探すようにとの御墨つきまで得る事ができました。
これで、いよいよ本腰をいれてメーカーと機種の選択に取りかかれることになったのです。